東日本大震災!
3月11日(金) 14:30過ぎ、
午前中の外出を終え、帰社したのが14:00ごろ、自分宛てのメールの処理をこなしている最中に、そのゆれは始まった。
246に接してして、地下には銀座線が走るその上に立つこのビルは普段からもよく揺れている。しかし、今回のものは明らかに地震の揺れであり、しかもいつもより強く、長く揺れ続けた。
様子がおかしいと思った瞬間、できることもなくただ机の下に隠れ揺れが収まるのを待った。
机の上のものが散乱。書棚の本なども一部飛び出したようだ。
女性社員の悲鳴も混じり、緊迫感は一層高まる。
その後余震の状況を見ながら階段にて避難。階段室に入ったクラックは、地震の強さなのか…、建物の構造上の欠陥なのか…。
近所の美竹公園には近隣オフィスからの避難者が集結。我々の一団もそこに加わり、動向を見守る。
その後、特に状況変化もないためか解散の命令が下る。
電車は動いていない。復旧の見込みもない。家族との連絡もとれない中では心配でしょうがないのでとりあえずどこかで自転車を買っての帰宅を試みる。
まず西武(無印)はダメ、丸井もダメ、青山の専門店でかなり真剣に検討するも組み立てに2時間かかるといわれ断念。後から思うと2時間待っても買っておけばよかったと少し後悔。
もう完全にあきらめ、徒歩での帰宅を決意。時間は17:00過ぎ。246を通り、まずは赤坂へ!今後の食糧不足も想定し、早々に弁当&カップを食す。会社で過ごすことを決めた人たちがかなりの食糧のまとめ買いを開始しているようだ。
一番込み合ったのは皇居周辺。いつもはランナーであふれる歩道が帰宅難民であふれる。そこを抜け、御茶ノ水方面へ!
歩行用のシューズを買い求める女性たちでスポーツ店が活気づく。それを横目に見ながら、まずは隅田川と思い歩くも、これがなかなか着かない。車や自転車の距離感とはやはり違うようだ。
隅田川は逆流する海水で、不気味な渦を巻いている。この辺から歩く人は明らかに千葉方面居住の人たち。何か親近感がわいてくるも先はまだまだ長い。
歩く途中、常に携帯ラジオを聴きながら、そしてツイッターで随時情報収集。知り合いが元気づけてくれるツイートを寄せてくれるのがありがたい。
妻にもやらせておけばと後悔する。この時点では、実家を中継して家族全員の安全は確認できていたが、今後の災害時の通信手段としてツイッターは有効に働くことに違いない。
この後がつらかった。
当然ながら足が痛い。家が気になるのでろくに休憩も取らず革靴で歩き続けるのがこんなにつらいものとは…。
錦糸町をこえ、新小岩をこえ、小岩をこえ、
市川橋についたときにはフルマラソンを始めて完走した時にも近い感覚がわきおこる。
…そして帰宅。
いつもとなんら変わりない室内に拍子抜けするも、皆の元気な姿にやはりほっとする。
テレビをつけると津波の甚大な被害が目に飛び込む。
今回の地震は今後の日本をどう変えていくのだろうか。
子供たちには不安を取り除きながら、なおかつこの状況を注視させていくよう心掛けていきたい。
※とりあえず、記録